40代の介護入門!親の介護に備える!

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40代と言えば、ギリギリ団塊ジュニア。

もう、すでに親の介護をされている方もいると思いますが、まだご両親が元気な方も避けて通れない問題です。

僕の両親は、今のところ自立した生活ができていますが、これから先、必ず介護が必要となってきます。

親がいきなり倒れて、あたふたする前に、事前に準備をしておくことが必要を思い介護について勉強しました。

その内容を皆さんに、ポイントを押さえる感じで全体像をご紹介したいと思います。

目次

介護保険制度を利用する

65歳になると「介護保険証」が自治体から交付されます。

親の介護が必要と感じた場合には、この「介護保険証」を持って自治体へ行きます。

自治体から介護サービスを受けるには、”要介護認定” を受けなければなりません。

自治体で介護保険の申請を行い、認定されることが最初の一歩となります

STEP
親の介護保険証を持って自治体へ行く
STEP
自治体で申請を行う
STEP
親の主治医からの意見書
STEP
調査員が来て、僕の親の状態を調査
STEP
一次審査・二次審査
STEP
要介護度の判定

STEP④で注意することがあります。

調査員が、親の状態を確認するために、親に「大丈夫ですか?」って質問します。

その時、親は、誇りとプライドがあるから「異常ありません」って答えてしまうことがあります。

それが原因で、要介護度の認定にズレが生じてしまう事があるんです。

対策として

親の行動をノートに書き留めておく

例)◯月◯日 排泄で粗相をした
  ◯月◯日 〜の事を覚えていなかった。

7段階ある要介護度の判定によって、自治体からの給付額が変わってきます。

大きく分けて、「要支援」と「要介護」の2種類

要支援
日常生活上の基本的動作については、ほぼ自分で行うことが可能であるが、日常生活動作の介助や現在の状態の防止により要介護状態となることの予防に資するよう手段的日常生活動作について何らかの支援を要する状態

要介護
日常生活上の基本的動作についても、自分で行うことが困難であり、何らかの介護を要する状態

要介護度状態の目安
要支援1基本的な日常生活動作は自分で行えるが、一部動作に見守りや手助けが必要
要支援2筋力が衰え、歩行・立ち上がりが不安定。介護が必要になる可能性が高い。
要介護1要支援状態から、手段的日常生活動作を行う能力がさらに低下し、部分的な介護が必要となる状態
要介護2要介護1の状態に加え、日常生活動作についても部分的な介護が必要となる状態
要介護3要介護2の状態と比較して、日常生活動作及び手段的日常生活動作の両方の観点からも著しく低下し、
ほぼ全面的な介護が必要となる状態
要介護4要介護3の状態に加え、さらに動作能力が低下し、介護なしには日常生活を営むことが困難となる状態
要介護5要介護4の状態よりさらに動作能力が低下しており、介護なしには日常生活を営むことがほぼ不可能な状態

厚生労働省のサイト↓↓

地域包括支援センターを利用する

要介護認定を受けたら、次は地域包括支援センターへいきます。

ここでは、介護に関する相談が無料で受けれます!

親の要介護度が、要支援の場合、地域包括支援センターの職員がアドバイスしてくれます!

要支援
日常生活上の基本的動作については、ほぼ自分で行うことが可能であるが、日常生活動作の介助や現在の状態の防止により要介護状態となることの予防に資するよう手段的日常生活動作について何らかの支援を要する状態

親の介護度が、要介護の場合、サービス事業所を紹介してくれて、そこのケアマネージャーがプランを提案してくれます!

要介護
日常生活上の基本的動作についても、自分で行うことが困難であり、何らかの介護を要する状態

サービス事業所のケアマネージャーが、提案してくれたプランに沿って、介護の方法を在宅通い施設のどれにするか考えていきます。

お金のこと

親の介護は、いくらかかるかじゃない。介護はいくらかけるかだ!

介護は、一つのプロジェクトです。

まずは、予算から決める。

そして、基本的には、親のお金を使います

なぜなら、「親が望む生活をする」それを子が支援するをいうスタンスだからです。

予算をもとに親が100歳まで生きるプランで考えていきましよう。

例えば、親が75歳なら

100歳ー75歳=25年

予算金額 ÷ 25年=1年間で使えるお金

もし、預貯金や収入がなくても、方法はあります。

地域包括支援センターに相談しましょう。

お金があったならあるなりに、お金が無かったらないなりに計画プランを立てる事が大事です。

在宅介護・通い介護・施設介護

在宅介護

在宅介護には、2種類あります。

遠距離介護
呼び寄せ介護

離れて住んでいる親のところに行くのか、それも、親を呼び寄せるのかの違いです。

遠距離介護・呼び寄せ介護、共にやらないといけない事は家族を連携させること。

LINEグループはつくるのはもちろんのこと、オススメは、介護のための口座を作ることです。

理由は、兄弟がい場合、今回の費用はどっちが支払うかで揉めないためです。

基本的には、親のお金を使うのですが、兄弟で支払いが必要なとき便利です。


遠距離にしても、呼び寄せにしても介護が、ちょっと大変になってきたな、と言うタイミングが出てきます。

そうしたら、デイケアとか施設に通うといったことも選択肢に入れていきましょう。

施設に通う

子がサポートしながら在宅介護をやってきたけど、通い介護が必要ですって時が来たとします。

そうなると、通い介護には3種類のサービスがあり、状況に応じて選ぶ事ができます。

デイサービス
デイケア
ショートステイ

デイサービス
1日施設に行って、介護だけでなく、レクリエーションなどの活動もある
デイケア
デイサービスの内容に、リハビリも関わってくる
ショートステイ
最大30日まで宿泊できて、デイケアのサービスが受けられる

通い介護が始まって、親の介護がずいぶんと楽になりました。

そして考えます。在宅介護と通い介護をこのまま続けるのか?それとも、施設に入れるか?

でも、親を施設に入れるなんて!と自分自身を責めてしまいます…。

そんな時、判断するためのチェックリストがあります!

介護チェックリスト
トイレが一人でできない
火の始末が不安
食事が一人でとれなくなった
介護者が限界を感じたとき

親を施設に入れる事は、悪いことではありません。

そして、施設に入れるかどうかではなく、どういう施設に入れるかです。

施設介護

どういう施設があるのか?

2つあります。

・住宅型
・介護型

住宅型
サービス付きの高年齢層向け住宅
介護型
リハビリや専門スタッフが24時間対応

施設を選ぶ時の注意点があります。

「要介護度が、いくつ以上になれば退去願います」って施設がある。

どんだけ状況が悪くなっても最後まで見てくる施設だけじゃない!

自分で施設を見に行く!

良い施設を見抜く質問
「こちらは、どんなトラブルが多いんでしょうか?」

そして、しっかりと、”トラブル” と “その対応” を話てくれる施設は信頼できますね。

基本、施設は何らかのトラブルがあります。

それをケアできるかが重要になります。

体験入居をする!

親が、一番満足する生活が送れるように子がサポートする。

親が、その施設を嫌がっても無理に進めず、選択肢をいくつか用意しておく。

まとめ

親の介護で重要なのは、一人で背負い込まない

親の介護を一人でやるのは不可能、個人ではなくチームプレイで対応していきましょう。

ここまで、親の介護の全体像をお伝えしてきましたが、ここまでの地図を知らずに親が倒れたら、ゾッとしますよね。

仕事に子育てに忙しい40代。

そこに親の介護が関わってくると、もうパニックです。


ここで、「これまでのおさらい」をします。

STEP
自治体の窓口で介護保険の申請
STEP
要介護度の認定
STEP
地域包括支援センターに行く
STEP
サービス事業所のケアマネージャーに在宅介護プランを立ててもらう
STEP
気に入ったサービス事業所と契約(在宅プラン)

介護は情報戦

地域包括支援センターでも情報は得られるのですが、自分でも情報をとりにく事が大事です。

そして、繰り返しになりますが、

親の介護で重要なのは、一人で背負い込まない、介護はチーム戦!

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