僕らのエリア戦略
本書で知ったのですが、アメリカではエリア戦略の考えがないみたいですね。
アメリカは、平地が多く日本の25倍の広い国土と移民が多い国だから、どこもそんなに変りがない?ようです。
だから、アメリカから輸入しているマーケティングにはエリア戦略という概念があまりない。
一方、日本は、島国ですし、山岳で隔たれた地域が多いですから、地域地域で共同体ができていて特色がある分、
どの地域で販売するかが、アメリカよりも圧倒的に難しいようです。
ということは、日本で営業をする僕らは、日本独自のエリア戦略を学ばないといけないんです。
誰も行かないエリアが熱い
正直、地方や田舎でも、各業界にはそれなりに強い企業があります。
差別化できる商品がなく独立した(目指す)僕らが、強い企業と戦うには営業エリアの差別化が不可欠です。
それが、「一騎討ち戦エリア」です。
日本は、海に囲まれた島国で、山や川に分断された地域がたくさんあります。
「一騎討ち戦エリア」とは、
このような自然によって分断された独立性の高く、しかも経済規模が小さいエリアのことを言います。
こうゆう場所は、営業コストが高くつくため大企業は嫌がりますし、
仮に営業行ったとしても取引高がしれているため、本気で営業しません。
そのため強い競争相手が少なくなり勝ちやくなります。
僕らは、小さい経済圏でも十分にやっていけますから(笑)
僕らの営業エリアは狭くていい
「営業エリアを広げるとお客さんが増えて売り上げが上がる」
確かに、そうですよね。
でも、僕らは営業エリアを広げてはいけないようです。
理由は、営業エリアを広げてしまうと、単位面積あたりに投入する販売力が低下してしまうからなんです。
例えば、営業エリアの半径をを2倍に広げると、円の面積は半径の2乗になるから、単位面積あたりの販売力は4分の1になります。
営業エリアを広げた分に対して人員を増やせば解決しますが、僕らにそんな余裕はありません。
だから、営業エリアを広げず、むしろエリアを限定する。
つまり、一騎討ち戦エリアを決めて、そのエリアでNo.1になるまで頑張る。
そしたら、次のエリアで頑張ってまたNo.1になる。
その繰り返しです!
なんだかセブン-イレブンみたいですね…
僕らの時間戦略
もし、自分でビジネスを始めるとしたら、仕事が楽しいでしょうね!
会社員は時間をお金に換えるけど、自分のビジネスだと成果をお金に換えることになります。
成果が出る仕事をやればやるだけお金が稼げる。
楽しいですよね。
でも、小さな会社で後発の僕らが、いきなり成果を出すのが難しい。
だったら成果を出すのにどの位頑張ればいいんだろう?
この問いにアメリカのコロンビア大学の先生がシミュレーションして計算しています。
およそ時間を3倍を投入すると「大体勝てる」
およそ時間を4倍を投入すると「圧勝」
仮に1日7時間労働だとすると… 勝つには1日21時間労働…
⁉︎
落ち着いて下さい。大丈夫です。
著者は言います。
人生
= 素質 × 時間2 + 過去の実績
素質も過去の実績もない僕らは、時間を使って頑張ればいい。
ポイントは時間に「 2 」 がついていること。
そう、つまり働く時間に√(ルート)を掛ければいいんです!
3倍働くとは、7時間×√3 で 12時間となります。
4倍働くとは、7時間×√4 で 14時間です。
競争相手に圧勝したければ4倍働けばいい、
4倍とは労働時間で2倍です。
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