「自分の才能に気づけないのは、自分のことばかりを考えすぎてたから」
アニメの主人公のように、特別な才能があれば、、、
今からでも、何かの能力が覚醒しないかな。
40歳を過ぎた僕は、今だにそんなことを思う。
現実を見れば、自分のヘッポコぶりに落胆している毎日。
僕はこう思っていた。
「結局は遺伝なんでしょ」
「努力したからって無駄無駄」
「実際、才能だよね」
「でも違う!」
実は、違うらしい。
遺伝じゃないんです!
そうじゃないってデータがバンバン出てる。
それに能力が秀でていない人が成功している例はいっぱいある。
つまり、遺伝やIQは必ずしも才能とは直結しないんです。
社会的に成功するということに関しては、
遺伝やIQがマイナスに作用することもありますが、
それは、あの人の息子だからと期待されたり、
嫉妬で足を引っ張られたり、
IQのすごい高い人がコミュニケーション上手くいかず、会社から追い出されてしまうケースはよくあること。
「だとしたら何なの?」
「性格なの?努力なの?」
でも、こういう性格であれば、こういう努力をすれば成功するって確立れたものがない。
つまりは、
・才能
・努力
・性格
これら全ては才能に関することを考えた時の言い訳に過ぎない。
では、どうすればいいのだろう?
自分の才能を見つけられない理由
僕なんかまさにそうだけど、
自分の得意なことを見つけてやろうとする。
実は、これが最も大きい落とし穴だった!
自分の中で、得意なことをやったら上手くいくと思うんですが、
それが逆効果(泣)
例えば、僕がレストランの従業員だったとして、
コミュニケーションの得意な僕は、接客が好きでよくお客様対応をする。
でも、僕が、レストランから期待されているは料理を作ることだとしたら?
接客は全く評価にならない行動。
料理人の僕にとって得意でも接客は必要のないこと。
これは成功を求める人が犯しがちな間違いなんです。
つまり、求められていない能力を伸ばして何の成果も上がらない状況を作ってしまっているってことです。
「求められていない能力を伸ばしてしまう」
キーワードが出てきました!
それは、求められるか?求められないか?
他者視点の話なんです。
今までは、
「自分が好きなのは何だろう?」
「自分が得意なのは何だろう?」
という自己マインドの比較だったんです。
大事なのは、他者が求めているかどうか!
ボーカル技術 | ギター技術 | |
Aさん | 10点 | 15点 |
Bさん | 2点 | 10点 |
例えば、共にギターが得意なAさんとBさんでバンドを組んだとする。
Aさんは、Bさんよりギターの技術があります。
しかし、Aさんが、ボーカルをした方がバンドのクオリティーが上がります。
これが社会の考えかただとしたら、
Aさんは、得意なギターをやめて、ボーカルをやった方がいい。
この場合、Aさんに求められるのは、ボーカル技術です。
才能の正体
組織を視点を持って自分の才能を分析できるか?
これがとても大事です。
組織の視点で自分の才能を見ること。
そして、どの組織に所属するか。
分析する上で、必要なことは下の3つです。
- 1.フィールドを決める
-
会社で才能を評価されたいのか、近所のコミュニティーなのか、または、サークルなのか?
- 2.審査員は誰か?
-
その人の価値というものを認めてくれる状態が才能を発揮できている状態
- 3.勝利条件を明文化できているか
-
自分の得意か不得意か以上に、自分の所属するフィールドそのフィールドの審査員が何を判定するか
それぞれ、詳しく説明していきます。
自分が、どこで評価されたいのか?
会社なのか、近所のコミュニティーなのか、はたまたサークルなのか?
これらの組織は色々違いがありますよね。
ここで大事なのは、自分の才能は所属しているその所属している組織や時間・時代によって変わってくる!
なぜか?
それは、才能は他者とのバランスで成り立つから。
先に述べたAさんとBさんのバンド内での話のように、
その組織で自分の能力値が他者と比べてどうなのかを言語化し可視化しないといけない。
そして、もう一つ、評価する審査員は誰か?ってこと何です。
基本的には、その人の価値というものを認めてくれる状態が才能を発揮できている状態だと定義します。
なぜか?と言うと。
自分が「才能を発揮しているぜ」って思っても
所属しているフィールドやそこコミュニティーがこの人を評価していなかったら、
あまりにも独りよがりですよね。
俺は才能があるとは言うけど周りは評価していないその場合は、才能を発揮していると言えない。
才能が発揮されているとは、
あの人すごいんだよって周りから尊敬されている状態というのであれば、
評価に最も影響力が大きく認める存在が誰なのか?と考えることが重要
それが審査員の視点ですね。
そのフィールドで最も発言権を持っている審査員は誰ですか?
これが重要になってきます。
例えば、会社だったら社長でしょうか?
もしかしたら自分の部署のトップかもしれません。
サークルだったら、自分お同期ではなく、そのサークルを取り仕切ってる人かもしれません。
さらには、その審査員からどのような評価を得れば自分は才能を発揮できていると確信できるのか?
その勝利条件をしっかりと明文化できていることが大事なんです。
つまり、自分の感情で好きか嫌いか自分の得意か不得意か以上に、
自分の所属するフィールドそのフィールドの審査員が何を判定するかが大事です。
ここで結論が出ました。
才能の正体とは、
フィールド内での比較優位を持って、審査員から高く評価されている状態
だとしたら知りたいですよね
自分の比較優位の探し方を!!
比較優位の探し方
比較優位と言って、フィールド内を見渡しても、漠然としてわかってきませんよね。
これを分かるための作業について、ワークについてお伝えします。
まず、自分が戦うフィールドの名前を書きます。
会社やコミュニティーなど…
そこで、評価基準を最低でも3つ、できれば8個ほど書く!
フィールド | 評価基準 |
レストラン | 接客態度 無遅刻無欠勤 作業の速さ 作業の正確さ 応用力 |
これらを分析する上で、さらに分析しやすくするには、
他のプレイヤーを成功者と凡人に分類する!
そして、成功者はどう言う評価基準で上に位置しているのか?
「どうやらウチのレストランは…」
成功している人の特徴を見抜いて評価の中に入れていくと自分がどこを狙っていけばいいのかも分かってきます。
その上で評価項目を縦軸に書き、
横軸には、自分、凡人、成功者A、成功者Bと書いていきます。
上の評価項目について、
能力値を1点から10点のうちどれか10段階評価をしていく。
価値基準で能力値を記入した上で、
活用度も10段階評価をしていく。
その後に、能力と活用度の合計値を出す。
同じように他の評価基準も10段階評価をする。
そして、全部の価値基準項目で評価が終わったら、その数値を俺線グラフに落とし込む。
折れ線グラフを作成しました!
では、どこに注目するか?
自分が成功者よりも上回っているポイントなんです。
「でも、自分と成功者との差を見て追いつかなきゃ」
これはやるべきではないんです!
何故なら、才能というのはバランスでないものをやればいい。
つまり比較優位をやればいい!
フイールド内で無いポジションを探すをいう作業を。
フィールドで成功者がすでにいた場合、その人に勝つのは相当大変ですよね。
作業の正確さ:能力10+ 活用度10 = 合計値10の成功者に対して、コミュ力勝負!
これは比較優位の原則にのっとっていないのです。
もし、成功者といえど油断しているポジションに自分が合計値=20で乗り込むことができれば
その人には居場所はある。
そして審査員にとってその項目は重要だ。
だとしたら、あなたは、重要人物として審査員に厚遇されるだろう。
そしてそれは、直結して才能を発揮していると言う状態のなる!
貢献アピール
グラフを見て成功者を超えるポイントに注目すれば比較優位がわかる
そして、ウチの組織は何が重要視されているのか?
また、審査員の好みであったり気質であったりビジョンというものが関わってきます。
その上で、組織内での成功者がまだ辿り着いていない成功基準項目に気付き、そこで20点を狙うという話です。
そして、実績を出した。
では、次に何をするか?
アピールです。
実績を出したら勝手に評価してほしいですよね。
でも、社会って、そうはできていないんです。
自分がどれくらい頑張っているかは、気付かれない限りは一切効果を発揮しない。
悲しい…。
何故なら人が決めるから。
人とは、その組織の審査員。
審査員が評価するのであれば審査員に見つけてもらわなきゃいけないですよね。
これに関してアピールの方法を説明します。
- 内容をプランニング
-
まず、中身を考えましょう
比較優位に気づいたら、次は行動に移す
行動に移す上で2つの視点が大事
・このチームに対して貢献しているか
・そしてそれは他人が真似できないか - 成功カタログの作成
-
ちょっとでも実績ができたことをリストにしていく。
部署で宴会を取り仕切ったら盛り上がったとか、
こんなもの作ったら皆に喜ばれたとか、
ちょっとしたことでもリストにしていくんです!
「僕はこんな実績出したよって」
これらを皆に公表したら、当然嫌われます(笑)
自慢だって。
でも、ここで大事なのは自慢はいけないけど、アピールはしないといけないんです。
ということは、何なのか?
つまり、自慢じゃない自慢をしないといけないんですよ!
自慢に見せない方法を身につけましょう!
アピール方法
自慢に見せない方法を2つ紹介します!
例えば、僕が何かしらの実績を残します。
そして、それを審査員にアピールしたい!
では、それをどうするのか?
- 失敗談と成功談を上手くミックスして届ける
-
その割合は、
失敗談60%
成功談40%
失敗談だけすると、この人大丈夫かなって不安に思われますよね。
ですから、成功している話を聞きたい。
だけど、あまりにも完璧でとにかく成功しています、これ嫌なんです!
「いっぱい失敗して本当は弱い人間なんです」
「でも、こういうとをやることで何とかできました、ありがとうございます」
そういうふうに伝えると、あの人、頑張ってる人なんだ評価れるんです。
つまり、自慢話をするときは、必ず失敗談を多めに混ぜましょう! - 相談やアドバイスを求める形で審査員の人に聞きにいく
-
例えば、みたらし団子を大きくしたら売れたという実績がある場合
大きなみたらし団子がバカうれしたんですって言っても「へぇ」って言われちゃいます
ですが、ここで審査員の人に喜んでもらえるアピールはどういうものか?
「ちょっと相談があるんですけど」
「実は、私、大きいみたらし団子を売ったことありまして…」
「でも、あくまでも自分の地元でしか売れていないんです」
「これをもっと全国に広げたいんです」
「これを、成功者であるあなたに、どうしたらいいか教えてもらいたいんです」
本当に全国展開しなくてもいいんですよ
この人には、大きいみたらし団子を打ったんだっていう情報が入るわけですよ!
その程度の実績で自慢に来るんだったら聞く気ないよ。
けど、相談に来てアドバイス欲しいんですって方法で、中に入り込むって技術。
これが人間なんですよね〜
アピールするときは、失敗談や相談事のように見せかけて自分お成功談を審査員達の脳に捩じ込んでいく!
まとめ
これが人間社会で行われているゲームだったんですね。
僕は、自分のフィールドを見ずに自分の感情を見ていた。
そして、自分の中の得意なものを並べて、
その中で一番高い数値のものを選んで才能としていた。
その時なかったのは、周りを見るという視野だった。
周りを見てこのフィールドだと選び、
このフィールドを分析せして審査員を見つける。
そして、審査員を分析してその人に実績を届ける。
これが大事なんですね!
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